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第1回「日本の木の家づくり」サミットが開催されました


●主な行事

5月22日(月)

≪記念講演 ― 立松 和平氏≫
1200年の木造建築を守った秘密とは、良い建築を造ってそれを守っているんじゃなく、人や図面、そこに関わって、何かまずい所はなおして行く。そう働く、働きかけていく。その功績が、技術者を常に生み出していった。と言う様な話や、宗教的な事柄から、寺・神宮の代表的な建物について、又、木造・森や技術者の伝承がなくなりつつあると言う話をされた。そして、何もかもコストが大いに関係してくるが、森を蘇らす事が大切で、人の暮らしも立て直すという事に繋がっていくのだと述べられた。
まさに、地球の会としての考えと共通する事だと思い、そう思い行動できる人々が増えていく事を願った。

≪ベンチマーク勉強会 ― 野崎 進氏≫
地球の会会員で、株式会社 四季工房の代表者でもある野崎氏は、国産材100%の注文住宅に特化する為、建具や家具にまで国産材にこだわっている。自社で「ゆいの郷(くに)」という郷をつくり、その中に、3棟の完成住宅(体験宿泊等)・築50年の民家を改修したお休み所・実験棟・木材加工場・塗装ラインを設け、お客様の立場に立った野崎氏の目でつくられている。その成功事例を惜しみも無く、話された。

≪懇親会≫
会員・非会員ビルダー・出展者・マスコミ等々二百数十人のご参加いただき、会場内各場所で懇親の輪が広がった。 

 

5月23日(火)

≪成功事例セミナー≫
5社の会社代表取締役に、売上・技術の伝承養成・材の供給システム・工務店経営の原点
・再生紙断熱材で地域循環への取り組みなどで、成功している事例を語っていただいた。
参加者は、経営者も多くまさに悩んでいる所の改良点を見つける為に、熱心に耳を傾けていた。

≪日本の木の家づくり発表展示会≫
今までにない、展示会で、地球の会の展示会にふさわしく、環境配慮商品、木のぬくもりや、やわらかさを感じる本物の丸太や家のつくりがわかる原寸大の家、キッドなどを使用した展示など、実演も多く、一味違う展示会だった。

≪ゆいの郷施設見学・各種エネルギー展≫
ゆいの郷までシャトルバスを使用し、見学に行った。時間によっては、シャトルバスに乗り込めないほど参加者が多かった。

 

5月24日(水)

≪建築作品コンテスト表彰式と総評≫
会員の中から建築作品をパネルで提出いただき、その中から、最優秀賞1人、優秀賞2人、特別理事長賞2人、佳作5人が選ばれた。受賞者には、表彰状と、レーザー彫刻のクロックを送呈した。その後、吉田桂二先生から、総評のお話を頂いた。

最優秀賞 新産住拓株式会社
優秀賞 株式会社四季工房
阿部建設株式会社
特別理事長賞 新産住拓株式会社
株式会社コアー建築工房
佳作 四季の住まい株式会社
ヨハネ建設株式会社
大野建設株式会社
株式会社四季工房(2ヶ)

 

≪オプショナルツアー≫
閉会式後、2つのコースにわかれて、見学を行った。

 

※ご参加いただきました皆様、出展者の皆様ありがとうございました。

◆第2回サミットは、来年、山口で開催予定です。

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