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会員向けニュース
2006年06月13日
第1回「日本の木の家づくり」サミットが開催されました
●主な行事
5月22日(月)
≪記念講演 ― 立松 和平氏≫
1200年の木造建築を守った秘密とは、良い建築を造ってそれを守っているんじゃなく、人や図面、そこに関わって、何かまずい所はなおして行く。そう働く、働きかけていく。その功績が、技術者を常に生み出していった。と言う様な話や、宗教的な事柄から、寺・神宮の代表的な建物について、又、木造・森や技術者の伝承がなくなりつつあると言う話をされた。そして、何もかもコストが大いに関係してくるが、森を蘇らす事が大切で、人の暮らしも立て直すという事に繋がっていくのだと述べられた。
まさに、地球の会としての考えと共通する事だと思い、そう思い行動できる人々が増えていく事を願った。
≪ベンチマーク勉強会 ― 野崎 進氏≫
地球の会会員で、株式会社 四季工房の代表者でもある野崎氏は、国産材100%の注文住宅に特化する為、建具や家具にまで国産材にこだわっている。自社で「ゆいの郷(くに)」という郷をつくり、その中に、3棟の完成住宅(体験宿泊等)・築50年の民家を改修したお休み所・実験棟・木材加工場・塗装ラインを設け、お客様の立場に立った野崎氏の目でつくられている。その成功事例を惜しみも無く、話された。
≪懇親会≫
会員・非会員ビルダー・出展者・マスコミ等々二百数十人のご参加いただき、会場内各場所で懇親の輪が広がった。
5月23日(火)
≪成功事例セミナー≫
5社の会社代表取締役に、売上・技術の伝承養成・材の供給システム・工務店経営の原点
・再生紙断熱材で地域循環への取り組みなどで、成功している事例を語っていただいた。
参加者は、経営者も多くまさに悩んでいる所の改良点を見つける為に、熱心に耳を傾けていた。
≪日本の木の家づくり発表展示会≫
今までにない、展示会で、地球の会の展示会にふさわしく、環境配慮商品、木のぬくもりや、やわらかさを感じる本物の丸太や家のつくりがわかる原寸大の家、キッドなどを使用した展示など、実演も多く、一味違う展示会だった。
≪ゆいの郷施設見学・各種エネルギー展≫
ゆいの郷までシャトルバスを使用し、見学に行った。時間によっては、シャトルバスに乗り込めないほど参加者が多かった。
5月24日(水)
≪建築作品コンテスト表彰式と総評≫
会員の中から建築作品をパネルで提出いただき、その中から、最優秀賞1人、優秀賞2人、特別理事長賞2人、佳作5人が選ばれた。受賞者には、表彰状と、レーザー彫刻のクロックを送呈した。その後、吉田桂二先生から、総評のお話を頂いた。
最優秀賞 | 新産住拓株式会社 |
---|---|
優秀賞 |
株式会社四季工房 阿部建設株式会社 |
特別理事長賞 |
新産住拓株式会社 株式会社コアー建築工房 |
佳作 |
四季の住まい株式会社 ヨハネ建設株式会社 大野建設株式会社 株式会社四季工房(2ヶ) |
≪オプショナルツアー≫
閉会式後、2つのコースにわかれて、見学を行った。
※ご参加いただきました皆様、出展者の皆様ありがとうございました。
◆第2回サミットは、来年、山口で開催予定です。