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第1回"工務店と山の連携"プロジェクト会議が開催されました。


3/11(木)東京にて、“工務店と山の連携”プロジェクト会議が開催されました。
当日は、各地から38名が参加しました。

■兵庫県の事例紹介
最初に兵庫県林務課主幹・築山佳永様より、兵庫県における事例をご紹介いただきました。
・兵庫県では「県産木造住宅10倍増作戦」を展開中。
・県産木造住宅には特別融資制度もアリ。
・工務店と山の連携における課題:お互いの情報が伝わりにくいことやコストをどう吸収するか。
兵庫県における10年間の取り組みは、他県からの参加者にとってたいへん参考になったようです。

■座談会
工務店と山の連携に取り組む2つの事例を発表していただき、兵庫県・築山様も交えて座談会で意見交換を行いました。

【新和建設と加子母森林組合の取り組み】
・協同でSGEC材、岐阜県の証明材を流通させる仕組みを構築中。
・加子母森林組合は1300人の山主にSGECへの協力を要請。
 組合が中心になって路網整備、4世代の森づくりを進める。
・新和建設はオール国産材と自然素材の新製品で普及を目指す。

【安成工務店とトライ・ウッドの取り組み】
・安成工務店はトライ・ウッドと出会って林産地提携の家づくりを確立。
・トライウッドは中間業者を介さず、山から街まで自社で営業展開。
 品質基準を確立し、魅力ある製品を提供する。
・協力して木材ブランド(津江杉)を確立。
・山側の森林ツアーの受け入れなど、「見せる林業」を実践。

【意見交換】
・安定供給のためには、供給計画などの情報交換を密に行うことが大切。
・1社単独では難しくても、数社が集まれば可能になる。行政もサポートしやすい。

会場の参加者からも「小さな会社でも実現可能なモデルがほしい」など、積極的な意見が出ました。

 

“工務店と山の連携”プロジェクトは簡単に進むものではありませんが、引き続き、多くの会員の皆さまと共に実現を目指していきたいと考えています。

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