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協力会員ニュース
2015年03月11日
【デコス】 今年度は3ヵ所で地域循環、取組みを拡大展開! デコス、経済産業省「どんぐりポイント制度」にて カーボン・オフセット実施、さらに苗木を山へポイント還元!!
株式会社デコスでは、経済産業省平成26年度「見える化」制度連携活性化事業費補助事業として実施されている
カーボンフットプリント(CFP)を活用したカーボン・オフセットを普及・促進する「どんぐりポイント制度」へ、
昨年度に引き続き2年連続で参加しました。
今年度は昨年度の経験と実績を活かし、地産地消による地域循環の取組みをデコスに関連深い山口、長崎、埼玉
の3地域と連携して拡大展開することに成功しました。
①各地域の新築物件で使用された建築用断熱材「デコスファイバー」に係るCFP値を基に、各地のJ-VERクレジット
(大分:株式会社トライ・ウッド、長崎:対馬市、埼玉:もくねん工房)を活用し、全量カーボン・オフセットを実施。
②CO2排出量を他の場所で削減したCO2で埋合せした「実質排出ゼロカーボン断熱材」とした上で、新築ユーザー
にどんぐりポイントを付与。
③このポイント収集は、どんぐりポイントサポーター(長崎:ヤベホーム株式会社、埼玉:NPO法人 西川・森の市場)
を経由し、どんぐりポイントコミュニティ(山口:デコス親会社、安成工務店ユーザーの会「やすら木会」)が実施。
④集めたポイントは、新築時に使用した構造材とおおよそ同数のスギなどの苗木に還元され、それぞれの地域の山
(大分県日田市、長崎県対馬市、埼玉県飯能市)における植樹活動へ寄附・活用。
弊社では、これら一連の活動を通じて建築業界で省CO2化を促進するとともに、推進する国産材による建物づくりに
欠かせない森林の持続可能な経営に貢献します。
●スキーム図
●どんぐりポイント制度
http://www.donguripoint.jp/
CO2の排出量を減らしたどんぐりマークの製品やサービスに対して「どんぐりポイント」を付ける制度。
そのポイントを収集する消費者の購買促進やポイントの還元を通じて、これらの製品やサービスの普及拡大を図る
ことを目的としています。
●「どんぐりポイント」が製品・サービスにつくまで
●デコスファイバー
新聞紙をリサイクルした綿状の木質繊維系断熱材。日本初、経済産業省カーボンフットプリント制度認定建築用
断熱材。リサイクル品である新聞紙をさらにリサイクルし断熱材へ活用、製造時に使用するエネルギーは電気のみ、
輸送もJR貨物を積極活用するモーダルシフトを推進し、1袋15㎏のライフサイクルCO2は「10kg‐CO2e」を実現。
●各地域で使用したクレジットの詳細
【山口】
デコスの親会社、安成工務店の構造材調達先である株式会社トライ・ウッドが創出した「大分県日田市上津江町
間伐推進プロジェクト」によるJ-VERクレジットを7t使用、山の森づくりを支援。
【長崎】
長崎県対馬市が創出した「国境の島対馬市の市有林における大陸とのつながりを示す多様な生態系の保全の
ための森林吸収プロジェクト~連環した森・川・里・海の再生による環境王国・対馬の確立を目指して~」J-VER
クレジットをデコス標準採用工務店であるヤベホーム株式会社が事務局を務める「ながさきカーボン・オフセット
推進協議会」を通じて6t使用。山の森づくりを支援。
【埼玉】
デコス関東工場がある埼玉県飯能市で、「埼玉県もくねん工房の木質ペレットを活用した化石燃料代替プロジェクト」
によるJ-VERクレジットを5t使用し、未利用木材の有効活用を支援。